6月7日、フランス・ル・マン市で開催された「第66回ル・マン24時間レース」にチームam/pmジャパンから出場した「am/pmポルシェC41」は、24時間で304周4133km(1周13.6km)を走破し、総合15位、プロトタイプクラス4位完走という成績を残した。 6日14:00のスタートは、寺田陽次郎がスタートドライバーをつとめ、8周目にオリビエ・テブナンに交代した。 その直後、他車との接触でボデイを損傷し、その修復のために約50分間のピットストップを強いられた。 このアクシデントのため、27位でスタートした順位は45位の最下位まで落ちたが、その後はコンスタントにトラブルなく周回を重ね、徐々にポジションアップを続けた。 夜間、雨が降り、フランク・フレオンがドライブ中に1回コースアウトしてノーズをヒット。ボディを傷めたが、ノーズセクションを交換するだけで戦線に復帰することが出来た。 その後もメカニカルトラブルはなく、明け方を迎えてもラップタイムを落とすことなく3名のドライバーは確実に先行車を捕らえ、順位を上げていった。 午後12:00過ぎには総合14位、プロトタイプクラス3位のポジションとなり、先行する同クラスのクレマーポルシェとの差を約1分にまで詰めた。 ところが、午後12:55、左リアのバイブレーションを訴えてフランク・フレオンが予定外のピットイン。 ゴールすることを優先させ、左リアアップライトアッセンブリー交換することとなった。 熟練メカニックが迅速な動きでその作業を20分間で終了し、ファイナルドライバーの寺田にマシンを委ねた。 午後14:00、出走47台中24台が戦列を離れるというタフなレースの終わりを告げるチェッカーフラッグが振り下ろされ、寺田は総合14位、プロトタイプ4位で彼の20回目の挑戦となる今年のル・マン24時間レースを終えた。
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