チームam/pmジャパン
    ル・マン24時間レース 夜明けと共に17位浮上




    6月7日、07:00、第66回ル・マン24時間レースは17時間が経過。

    夜明けを迎え、レースは終盤を迎えようとしている。

    「am/pmポルシェC41」は、18位、周回数220周。

    午前01:20過ぎより降り始めた雨は、断続的にコースを濡らした。

    その都度、レインタイヤかスリックタイヤか、あるいはインターミディエイトタイヤかのチョイスを迫られる。

    雨のレースは、タイヤのチョイスで大きく行方が変わり、どんでん返しの発生もありうる。

    シャシー各部のストレスが軽減されるため、マシンをいたわりながらレースを続けるチームには有利に作用することもあるし、設計スピードより低速で走行するとオーバーヒートを招くナーバスなクルマには不利となる。

    また、視界やタイヤの接地性が不安定になるため、スピンやコースアウトを招くこともある。

    そんな中でも、ベテラン寺田陽次郎は、丁寧にかつステディにドライブし、ライバル達の混乱をすり抜ける冷静さをもっている。

    01:45過ぎ、24位でフランクからステアリングを託された寺田は、3スティントを走り、04:17にオリビエと交代した時には、「am/pmポルシェC41」を19位に押し上げていた。

    寺田は、「水煙と激しい雨脚で前が見えないくらいだった。そんな時には焦らず冷静に我慢しながら運転するように心がけている。でもゆっくり走るという意味ではない。オープンカーだから、トロトロ走ると全身ずぶぬれになってしまうからね。」と笑った。

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