追突されたボディ修復で50分を失ったオリビエは、フランクに交代した後、「左コーナーを攻めていた時、突然後ろから押されてコントロールを失った。 それをなんとか取り戻そうとステアリングを切っていたらボディサイドにドスンときた。」と興奮気味。 さらに、「修理している時は気づかなかったけど、ECUを止めているバンドがクラッシュの衝撃で切れたらしい。 あのあとブラックボックスがごろごろして気がきではなかった。」とのこと。 しかし、修復以後は、それ以前にも増して安定的に3’57”台で周回した。 クルマは完全に復調している。 フランクに交代してもタイムは落ちず、失った時間を少しでも取り戻すべく危なげないドライビングを続けた。 フランクは2スティントを走り、17:54に寺田にバトンタッチした。 ル・マンは、気温が高かった厳しいデイライトから夕方の柔らかい日差しに変わり、タイヤにかかる負担も徐々に低減しているようだ。順位は40位。 本命視されていたメルセデスは、残る1台もリタイヤの憂き目に遭った。 また、トップを快走していたトヨタにもトラブルが発生している模様。 早くも乱戦の様相を呈している本年のル・マン24時間レースは、まだ1/6が経過したに過ぎない。 |