スタートドライバーは、寺田。満員のグランドスタンドの前を27番グリッドからスタートし、1周目は26位でコントロールラインを通過した。 8周目に最初のピットイン。オリビエにバタンタッチした。タイムは3’59”-4’02”で、スタート直後にありがちな上位陣の混乱もなく、順調に周回を重ねた。 天候は曇り。気温は20℃前後であった。 コクピットから降りた寺田は、「朝のウォームアップセッションでは雨が降っていて、雨仕様のままスタートしたからストレートが迫力不足だった。他には何もないよ。」オリビエに交代する時、空力セッティングを高速タイプに変更した。 リアウィングを調整し、オリビエにドライバー交代したのち、タイムは3’57”台で安定的に走行できるようになった。 しかし、14周目、アルナージュで後方からきた車両にボディ左をヒットされてスピン。さらにもう一度サイドに当てられ、ボディワークを損傷した。 ピットへ戻り、チェックを受けると、サイドボディとアンダーボディが破損しており、冷却水パイプのジョイント部から水漏れを起こしていた。 ボディワークの交換、修復及びパイピングの修理で約50分を費やし、26位から45位まで順位を落としてしまった。 この間、トップはメルセデスからトヨタに移り、さらにスタート1時間30分後にはポールポジションだったメルセデスが、マシントラブルでコース上にストップしリタイヤとなるなど、レースは一層激しさを増している。 |