メンバースの皆様、こんにちは。
今回は、新型CX-5(KF)用のストリートスポーツサス・キットの開発進捗をお送りします。
当製品は、ストリートベストな乗り味を実現するため、独自の減衰比(バネと減衰力のバランス)に基づいて開発しています。詳細はこちらをご覧ください。
"KE用が装着できますか?"という質問を多数いただきますが、細部の形状が異なるため、そのまま取り着けられません・・・。
また、KF型は先代と比べて前軸重:約40kg/後軸重:約20kg重いので車高が下がりすぎ、前後のバランスや乗り味も変わってしまいます。
で、今回はKF専用に新開発!ハンドリング面において、量産の気になるポイントは、大きく2つです。
①ロールが大きい
②ステアリング操舵時の反応が鈍い
これらを改善するため、オートエクゼの理論値内で製作したスプリングとダンパーを複数用意し、走行テストでベストな組み合わせを探っていきます。
以下、開発プロセスの一部をご紹介します(最終評価を下すテストドライバーは弊社代表の寺田です)。
テスト① Fr Rr
スプリング 柔らかめ(量産比110%) 柔らかめ(同110%)
ダンパー 減衰力低め 減衰力低め
・前後共、減衰力が低くハーシュネスが発生。また、スプリングが柔らかくロールも大きく感じる。
テスト② Fr Rr
スプリング 硬め(量産比130%) 柔らかめ(同110%)
ダンパー 減衰力高め 減衰力高め
・ロール量は最適で乗り味は良好。ただし、微低速域でのハーシュネスを改善したい。
→そこで、現地で微低速域の伸び側減衰力を高めたダンパーを追加製作し、再テスト・・・
テスト③ Fr Rr
スプリング 硬め(量産比130%) 柔らかめ(同110%)
ダンパー 減衰力高め(伸び側UP) 減衰力高め(伸び側UP)
・問題のハーシュネスが収まり、前後バランスもOK!
といった感性チューニングにより、オートエクゼベストな最終スペックが決定!
バネ定数:Fr:36.6N/mm(量産比130%)、Rr:46.1N/mm(同110%)
推奨車高:-25mm、車高調整範囲:-15~-35mm
ディーゼル車対応で、7月発売予定です。
お楽しみにお待ちください!
また、明日から2日間は北関東マツダ宇都宮駅東店でイベントを開催します。
弊社スタッフも常駐しますので、メンバースの皆様、ぜひお越しください!
Posted by T.Takechi
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