じゃん!
皆様、こんにちは!
もしかしたら、イベントでデモカーを見て、気付かれた方もいらっしゃると思いますが、今日は、開発中の"ストリートブレーキローター"の進捗情報をお伝えします。
僕の愛車"ベリーサ"に装着して、かれこれ数カ月、、、ブレーキパッドの摩耗への影響や、鳴きへの影響、、、ダストなど一通りのテストが終わりました。
"ストリートブレーキローター"は、数ある市販スリット入りブレーキローターの中でも、一番の特徴は3本スリットということ。ホントは、FC合金の〇〇という成分の含有量が△%だから粘りが強くて、、、だとか、焼き入れの温度が〇〇〇°なので、、、といったウンチクを語りたいのですが、この辺は企業秘密ということで、一番、分かりやすいスリットの話をしたいと思います。
スリットの主な機能は2つ。
1.シェービング機能
・ブレーキパッドの面を常にフレッシュに保ちます。当たり前ですが、スリットを入れることにより、大工さんが使う"カンナ"的な役割があるので、常にシェービングして、新しいパッド面でローターを押し付けるので、安定した制動力を発揮することができます。
実は、組み方によっても変わります。回転方向に対して、スリットが内側から、外側に開いていく方向が、正回転。その逆が、逆回転(ブレンボとかはこっち)。因みに逆回転の方が、シェービング効果が高いです。
2.ガス抜き機能
ブレーキパッドは、熱をかけていくと、パッドの表面からガスを吹きます。そのガスは、ブレーキパッドをローターから、離そうとする方向に力がかかるので、大げさに言えば、ブレーキパッドとローターが浮いてしまう状態になってしまいます。そのガス抜きを行う役割があります。
なぜ、3本なのか、、、、と色々試しましたが、多すぎるとブレーキパッドは減り過ぎるし、当たり面確保の観点から制動力が落ちる場合もあり、、、、
当たり前と言えば、当たり前ですが、要は、バランス。
見た目はちょっと地味ですが、ストリート仕様という大前提から、この仕様に決定しました。
ちなみに、約2100km走って、パッドの摩耗が0.8mm(片側)。だから、残量を計算すると約25,000kmは持つ計算になります。(ストリートブレーキパッド)
フィーリングは、もの凄く体感できるという部類の製品ではありません。けど、ペダルに足を乗せてから、ギューと踏み込みまでの安定感は、きっと体感できると思いますよ♪
特に、50000km以上使って、交換時期の方、、パッドと一緒に交換されてはいかがでしょう。
で、発売時期は、、、1月中に何とか発売するべく踏ん張り中!
乞うご期待^^。
Posted by Y.Ohtomi