予選2日目
■第3セッション
クオリファイタイムをクリアしているのが私だけですので、リシャールとシルバンのクオリファイを目的として二人が中心に走行しました。
セッション終了直前に、私が決勝のセット確認のために30分ほど運転しました。
昨日、私がエンジニアに指摘した点は改善されていて、だいぶ楽に運転することが出来ました。
カリカリの速いタイムが出るセットも出来るのですが、24時間を戦うにはドライバビリティの良い方が結果的には良いのです。
■ピットイン
ドライブを終えて、ピットイン。なるべくタイム・ロスを無くすためにピットワークの練習は、予選中でも常に行います。ドライバー交代に一番時間がかかるので、すばやく車から飛び降りなければなりません。
また、燃料補給とメンテナンス作業は規則で同時に出来ないのでチームによって先に給油かタイヤ交換などのメンテナンスかを選択します。
■インディアナポリス
ユーノディエール、ミュルサンヌを過ぎ、「ル・マン」のコースで直角に曲がるコーナー、「インディアナポリス」での私のドライブショットです。このコーナー直前に右にゆるいカーブがあるのですが、西日が真正面から目に入ってとても眩しいのです。
ヘルメットのシールドは、眩しいとスモークやミラータイプを使うのですが、私はクリアを使用します。その方が24時間の間で目のコンディションを維持しやすいのです。
第4セッション(22:00〜24:00)
太陽が落ちると昼間の暑さがうその様に気温が下がりました。「ル・マン」で一番タイムが出るのは、この日没後のトワイライト・タイム。何回かタイムアタックを試みましたが、ダウンフォースを強くしているのでタイムアップはなりませんでした。余り無理は出来ないので決勝のセット確認を中心に行うことにしました。
余談ですが、今日は満月でとっても月が綺麗でした。
さて、いよいよ土曜日、「ル・マン」午後4時にスタートとなります。33番手からのスタートとなりましたが、完走目指して精一杯がんばりたいと思います。
 
■セッティング
第4セッション開始から私が運転しました。技術規則でリクトリクター径や空気抵抗が増えているので他の車もタイムが昨年より伸びません。
我々のWRプジョーもセッティングをレスダウンフォースにすると最高速域は良いのですが、ポルシェカーブなどのダウンフォースが必要となる場所で車の挙動がオーバーステアになってしまいます。タイムは上がりませんが長時間ドライブを考えてダウンフォースを高めるセッティングを選択しました。
全てをベストに会わせることなかなか出来ないのが、この「ル・マン」の難しさなのです。
 総合予選結果(暫定)
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