様々な分野で自動化が進む昨今、あえてクルマを自ら操る愉しさを優先するＭＴエンスージアストに向けて、MAZDA3/CX-30(2L車)専用クイックシフターを開発中です。

ポイントは、「ショートストローク」・「ダイレクト感」の2点。構造は全く異なりますがロードスターでご好評いただいている製品と、コンセプトは同一です。「万人向けに味付けされたシフトフィールを積極的に運転を愉しみたい方に向けたセッティングとする。加えて、ドライバーの好みに合わせ調整範囲を設ける。」これに則ったストリートベストな味付けを行います。

ショート化のための構造は、FR車のフロア直結シフトと違ってピンとこないと思いますが、E/ｇルーム内、トランスアクスル側のシフトセレクトアームを変更します。理屈的にはレバー比を変えるだけで簡単に思えるかもしれませんが、それをカタチにするには一筋縄ではいきません。機能性、耐久性、整備性…複雑に絡み合う条件を勘案した設計がウデの見せ所です！

また、想像以上の変化感をもたらしてくれるのが、左図シフトレバー締結部のリジッドマウント化です。小さな部品ですが、ダイレクト感向上に寄与する効果は絶大。FF車のシフトフィール剛性感アップには、重要な箇所だと実感させられました。
まるでロードスター⁉ダイレクトかつクイックなフィーリングをその手に！
街中～サーキットまで⁉様々なシーンで楽しめるはずです。
詳しい構造やスペック、価格などは今秋の発売をお楽しみにお待ちください！



Posted by K.Nishioka