ベストセットへ!BP-06S新サスキット。
いよいよBP-06Sの開発はクライマックスへ。新クラブスポーツサス・キットの狙いは、俊敏性や遊びの少なさなど、ソリッドな運転感覚の創出。前回のサーキットテストで限界性能を確認したセッティングを、ギャップや荒れた路面が点在するワインディングで安全に楽しく駆け抜けるべくベストセットへアジャストしていきます。
ステージは、ワインディングを見立てた群馬サイクルスポーツセンター。具体的にはをバネ定数は下げ方向、それに伴って減衰力を調整するプロセスでテストを行います。ただし、下げ過ぎると、サーキットに対応できませんし、ソリッド感も薄れてしまいます。一方、サーキット仕様のままでは、ワインディングでナーバスなハンドリングに。要は、コンセプトを忠実に守りつつ、そのバランス点を探る作業。それが私たちに一貫する“感性チューニング”なのです。
テストドライバー、メカニック、エンジニアは、占有時間一杯までベストを突き詰め、バネ定数やダンパーの減衰特性を幾度変更したことか・・・その甲斐あり高次元でバランスできたと思います。ちなみに今製品はフロントダンパーに放熱面、剛性面で有利な倒立式、スプリングは高レートの直巻きを採用しました。
車高調キットの装着でクルマの性格はガラッと変わります。まるでライトウェイトスポーツのように俊敏にワインディングを駆け抜ける・・・そんなソリッド感溢れる“高限界ハンドリングマシーン”へとMAZDA3を開花させます。只今、量産体制へ移行中ですので、お楽しみにお待ちください!
Posted by K.Nishioka