改造欲が止まらなくなってしまう。

●装着パーツ:ターボパイプ、インテークサクションキット、スポーツインダクションボックス、ブレーキペダルブレース、タワーブレースセットなど

MAZDA2はスポーツカーである。
量産状態は羊の皮を被った狼で、AutoExeパーツを導入することにより狼の部分を解き放つ。
最初につけたのはターボパイプとインテークサクション、スポーツインダクションボックスの3つだ。
同時に取り付けたため、単品の効果はわからないが、0スタートの立ち上がりからその後の加速まで、誰でもわかるほど鋭くなった。特にトルクバンド帯の加速は思わず笑みが溢れるほどだ。
また、吸入サウンドが全くの別物に変化。並いるスポーツカードライバーが、すれ違いざまに思わずこちらへ熱視線を向けるのが、たまらない優越感を覚える。
DPFがあるディーゼル車で、マフラーを大口径のものと交換としても、あのような高揚感を得られるサウンドは聞けないのではないだろうか。

次にブレーキペダルブレース。
いままでブレーキパッドは色々装着したことはあるが、ペダルに手を入れるのは初めてだったため、正直、期待よりも不安が勝っていた。
装着後、最初のブレーキで思わず「あっ」と声が出た。
なんだこの効きごたえは。凄いぞ。量産状態で感じていた、踏み込んだ量と効きの乖離が無くなりなり、思った通りのブレーキングが可能になった。標準でこのパーツを採用するべきでは?

そして最後に取り付けたのはタワーブレースセット。
値は張るが、やるからには徹底的にと思い、定期点検のときに装着してもらった。取り付けポイントに違いがあり、設定がある他車種と比べてエンジンルームの華やかさに欠けるが、乗り味の変化は一目瞭然。
ある程度の速度帯でカーブを曲がった時の、体が持っていかれる感、車体が膨らむ感が解消した。
また直進安定性が増し、非装着時とは別次元の走りを楽しめるようになった。
あえてタワーブレースセットのネガティヴな点を挙げるなら、リアの装着は内装を切除加工をしなければならず、元に戻すことはできないところか。

そして最後に注意すべきことがある。それは、ひとつパーツを導入するごとに変化を遂げるため、改造欲が止まらなくなってしまうところだ。さて、次は何を装着しようか……。

●新潟県 安部さん (MAZDA2/DJ ディーゼル1.5L)